最近よくコミュニケーションをとっている友人に薦められて、藤原正彦さんの『国家の品格』を読みました。
その友人も「最近のヒット」と言っていたのですが、ぼくも同じく「最近のヒット」でした。
講演を元に本にしたということもあり、さらっと一気に読めてしまう、読みやすい本で、言いたいことも、すっと入ってきました。
内容的には、タイトルのように、品格のある国家、というか、日本に立ち戻れ、というような内容でした。
何かと欧米化することがいいことだ、国際化だと思っている日本人に、日本古来のすばらしい文化や、日本人しかもっていない性質を再認識し、それを中心として、本当の意味での「日本人」になることが、真の国際人になるということだと、いろいろな例を挙げながら論じています。
講演ではここは笑うところだろうな、というところが、活字だとさらっとしすぎて、多少つまらないですが、言いたいことは、すごくわかるし、確かにそういう見方もできるな、と、改めて考えさせられる本でした。
日本人っていいなぁ、日本人に生まれてよかったな、と感じた本でした。と、同時に、今のレベルでは日本人として恥ずかしいな、と思い、もっと日本のことを勉強したい、と思いました。
やっぱり、お茶を習いに行こうかな。。
(ほめすぎたので、ちょっと追記)
ただ、後から思うと、結構原理主義的なところがあるなぁという気もしています。この本の中で、キリスト教原理主義や、イスラム原理主義について書かれてますが、それを言えば、この人は日本文化原理主義みたいな感じです。
日本人の原点に還るということでいえば、この本にもあるとおり、日本は古来、海外の文化を取り入れて、それを独自の文化として昇華していく、という能力があります。であれば、今の欧米中心の考え方は、日本にも欧米のやり方をそのままいれようとしているところに問題があるのであって、日本人は日本古来の文化・考え方に立ち返れ、というのは、ちょっと矛盾してる気がします。欧米の考え方を日本流にアレンジしながら、よりいいものにしていくのが、日本人の特性なんじゃないかな、と思います。
(ここまで追記)
読みやすいので、雨の日の休日にでもどうぞ。



